ヒトミ☆クバーナのケセラセラ♪

 関西在住webライター(メキシコ帰り)の日々。

誕生日はプロポーズ記念日。

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↑2年前の今日、このメリーゴーランドのうえでプロポーズされた。

みんな、もしプロポーズする/されるなら、どこでどんな風がいい?

 

プロポーズされた、したことは何回ありますか。

 

プロポーズって一生に一回、てイメージだけど、現実はそうでもない。

よく女は「適齢期になるとゼクシィをちらつかせる」なんて都市伝説があるけど、男もそうだ。

 

私は長く付き合った彼氏から、何度となく結婚をほのめかされ、その度に「まあ、今はまだ考えられないや」と逃げていた。

つねに「海外行きたいなあ」と思ってる私にとって、結婚は「自由を奪う墓場」だと思っていた。

 実際は結婚したからって不自由になることはなかったんだけど。

 

その辺の心理は、このブログに書かれていて「なるほど」と思った。

toianna.hatenablog.com

特に共感した部分を引用する。

ヒアリングからは20代に比べて、30代女性のほうがよりジェンダーに縛られていることがわかる。女性は家へ入ったら家庭を重視するもの、外へ飲み歩いたり同性グループで旅行へは行かないもの、夫より家事を負担するもの……そういった意識もまた、結婚に対し「まだ遊びたいから」と先延ばしする理由となっているようだ。

もしかして少子化問題って10年後には解決してるんじゃないの?非婚が進む30代と早婚志向な20代の溝 - トイアンナのぐだぐだ

 

最近は、告白を伴わないお付き合いも多い。

私も夫以外の彼氏とは、ちゃんと「付き合いましょう」とは言わないままに、いつのまにか付き合っていた。

 

しかし、結婚はそうはいかない。

ちゃんと「結婚しましょう」とお互いに決め合って、両親にも挨拶して、役所にも行って。嫌になっても簡単には別れられない。

ひとことで言うと、「なんかめんどくさい」だった。

 

夫とはお付き合いのときから覚悟していた

 

たまに、出会った瞬間に「この人と結婚する!」とわかったという話を聞く。

夫との出会いは、私が働いていた日本語学校で、彼は日本留学のため短期集中コースにやってきた30名の学生のうちのひとりだった。

 

メキシコ人が30名も集まるとかなり騒々しくて、それぞれの名前を覚えるだけでたいへん。第一印象も何もあったものじゃなかった。

 

忙しい毎日の中で、ひょんなことから二人で出かけるようになり、二度目のデートで告白された。(偶然にもバレンタインデーだった)

 

夫は相当な覚悟だったと思う。

だってその3週間後には日本へ8か月の留学が決まっていたし、つきあい始めの遠距離がどれだけつらく困難か、わかっていたから。

夫も私も、当時立派なアラサー。恋愛で傷つくのはもうコリゴリ。怖ければ、なかったことにして留学してしまうほうが簡単なのはお互いわかっていた。

 

夫に告白されたとき、こう言われた。

「僕の最後の恋人になってほしい」

 

ああ、これを受けるには私も同じ覚悟をしなければいけない。

この人と結婚するにしてもしないにしても、同じ気持ちで向き合わなきゃいけないな。

 

出会ってまだ1か月だった。どんな人か、ほんとのところはわからなかった。

でも私の全身が「イエス」と言っていた。

 

誕生日デートは遊園地へ

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メキシコですんごい絶叫マシンの遊園地といえば、アメリカ発のシックス・フラッグス。

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ファスト・パスもあるので、並ばずに絶叫マシンだけ乗り続けることが可能。

 

夫との交際がスタートしたものの、学校には秘密にしていた。

学生に広まると…というより、同僚の日本人教師たちのウワサ好きがハンパなかったので、そこでコソコソ言われるのが本当に嫌だった。(結局、ほかの教師にFacebookをストーキングされてバレた)

 

交際から2週間後の私の誕生日。たまたま日曜だったので、遊園地に行った。

初めての遠出デート。

この二人で撮った写真を見るたびに、「あ~、ほんとにすてきな一日だったなあ」と思い出す。

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覚えてるのは、メキシコで一番高いジェットコースター、「スーパーマン」に乗って、ガタガタと急斜面を上がっているとき。

 

彼が空をながめて、ずっと

「す~き、す~き」

と言っている。

 

え、今このタイミングで再度告白??と思ったが、彼の視線の先には、青い空に出てきた白い月が浮かんでいた。

「つき」が発音できなくて、一生懸命練習しているのだ。

この世にふたりと月しかいなくなったような、ロマンティックな瞬間だった。

 

イルカショーも見たよ。

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夜も更けてきて、夫が突然「観覧車に乗りたい」と言い出した。

「今まで絶叫系しか乗らなかったのに?」と思いながら観覧車に向かうと、なんでか本日の運転終了。

 

そのあとしばらくして、また「メリーゴーランドに乗りたい」と言われた。

順番を待っている間にどんどん口数が少なくなる夫。

「お腹痛いのかな?」と心配したが、あとから聞くと異様に緊張していたそうだ。

 

そしてプロポーズが始まる

メリーゴーランドの2階のベンチに座った。

回りだすと、彼がおもむろにカバンからこれを取り出し、言った。

「誕生日プレゼントだよ」

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いやもう…。ぜったい、ゆびわ、入ってますやん。

 

ちょっと笑いそうになったけど、こらえて彼の話を聞いた。

告白のときと同様、まずスペイン語で自分の気持ちをたくさん話してくれる。

そして最後は、日本語で。

 

「これからの人生、ヒトミと一緒に映画が見たい、出かけたい、おいしいものが食べたい。全部ヒトミと一緒にしたい。

 

僕と結婚してください

 

私が全身で「はい」と答えたとき、ちょうどメリーゴーランドはとまった。

 

テンパる夫

彼は、私がOKしてくれるか五分五分だったようで(だって付き合ってまだ2週間だ)、超緊張していた。

プロポーズを受けた私に指輪をはめる時も、間違えて右手の薬指に押し込み、

「え、入らない、入らない!」と焦る。

 

冷静に、「ふつう左でしょ」と彼から指輪を奪い、自分ではめる私。

それを見て「そうか、右の指のほうが左よりちょっと太いんだよ」と謎の知識を披露する夫。しかし私の指をなんとなく触りながらサイズをはかって、忙しい中買いに行ってくれたのだから、嬉しい。

 

メリーゴーランドを降りてから、ちゃんと指輪をはめなおしてもらった。

夫の両手は極度の緊張でガタガタ震えていた。

 

これが、プロポーズの思い出。

今まで男性から結婚の話をほのめかされても「めんどくさいな…」としか感じなかったが、夫の場合はつきあい始めに覚悟を決めていたので、すんなり受け入れられた。

 

別に結婚しようとしまいと、長く一緒にいるんだろうなとは思っていたから。

 

この1週間後、夫は日本へ留学。遠距離恋愛マリッジブルーが重なってどん底のメキシコ生活を送ることになるが、それはまた、別のはなし。

 

あなたの理想のプロポーズは、どんなのですか。